枯れた木に、償うように水を与え続け、数日後には枝から新芽が出てきたのを思い出した。
長かった物語が数回の終わりを経て、終わりを迎え、納得がいこうが行くまいが、それにエンドロールが流れればすべて終わる、ただそれだけのこと。
想うことはたくさんあったけれど、何度もそうして終わりを重ねた分、大切な気持ちも、悲しい気持ちも、絶望感も、涙も心も枯れて
結局麻痺したまま、弱い奥深い部分から壊死を始め、記憶から消えるように感情の枝が折れる。
整理もつかないまま、正解を見据えれないまま、決断もできないまま。
言い聞かせに近い決断という名前のついたワッペンを裂けて折れた枝に縫い付けるくらいしか、まだ選択肢すら見つけられてない。
終わりを決めるのはいつも決まって自分でないだれか。
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